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鎌倉市の風致地区に家を建てる 緑化(植栽)

updated:2022/3/16

前回のブログで庭木の話を書いたので、そこに関連して緑化のお話を。

鎌倉市内は道路に面した生垣や庭の植木など、寺や神社以外のところでも緑が豊かです。
歩いていても住んでいても心地よい景観であるのはこんな理由があるからです。

それは、鎌倉市全域の約55.5%が風致地区に指定され、
その地区内に建物を建築するに場合には、
その敷地面積の20%以上の植栽面積を確保することが決められています。

敷地面積の大きさによって、高木・中木・低木の必要本数が決められています。
そして敷地境界の2方向、道路沿いにはできる限り生垣を作ることとされています。

20%ってかなりの割合です。
狭い敷地だと、家を建てた残りの大半が植栽となります。
植栽工事にかかる費用も相当になるので、建物の工事費の予算を決める時に植栽工事費の算入は不可欠です。

こんなこともあって、鎌倉で家を建てようかと土地を探している方には、
更地になった土地よりも、
古屋付きの土地の方が、そこに庭木や生垣があればそれを緑化として行かせるので有効ですよ、
とアドバイスします。

以前、大町という地名の場所で住宅を設計した時は、土地探しからお手伝いをしました。

緑が鬱蒼として古い家があるので暗い感じがしたのですが、
整備をして新築の家が建てば必ず明るくなります!とお勧めしました。
庭に緑いっぱい、大きな紅葉があって梅の木も生垣もある土地、最高です。

そこに建てた家が「紅葉を眺める家」です。

紅葉を眺める家

家を建てる時って、整地された何もない土地が建築しやすいと思っている方が多いと思います。
決してそんなことはありません。

「今あるものを大切に生かす」

それも良い環境を作る一つの大きなテーマです。

鎌倉で土地探しをされている方、いつでもお手伝いします。
ご連絡くださいね。